『TIGER & BUNNY』【A-82】
『TIGER & BUNNY』(タイガー・アンド・バニー)
おススメ 【A】
話数:全25話
今までに見た回数:2回
制作年:2011年4月-9月
ジャンル:SF・バトル
1. 設定(世界観) |
10 |
2. ストーリー展開 |
6 |
3. 登場人物設定 |
8 |
4. キャラデザイン |
10 |
5. 作画(背景/美術) |
8 |
6. 演出(アクション) |
7 |
7. 声優 |
8 |
8. 音楽(OP/ED) |
6 |
9. 音楽(BGM/劇伴) |
9 |
10. その他→おじさん! 企業ロゴアイデア! |
10 |
合計 |
82 |
ストーリー
「NEXT」と呼ばれる特殊能力者がこの世に誕生してから45年。とある国の大都市・シュテルンビルトには、スポンサーと契約の下、その能力を駆使して街の平和を守るNEXTによって構成されたスーパーヒーロー達が存在する。彼らの活躍ぶりは専用の特別番組「HERO TV」で中継され、平和を守る傍ら、その年の「キングオブヒーロー」の座を巡るランキング争いを続けていた。
ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹もその1人であり、デビューしてから10年を過ぎるベテランというより最盛期を過ぎて人気もいまいちだが、地道にヒーローとしての活動を続けていた。しかしある日、所属会社がヒーロー事業部の売却を行ったため、虎徹は崖っぷちに立たされてしまう。再雇用の場として紹介されたのは、ヒーロー事業に新規参入を果たしたアポロンメディアであり、とある条件を提示される。それはヒーロー界初となるバディ・ヒーローとしてコンビを結成することである。相棒は自分と全く同じ特殊能力を持ちながらも、まるで正反対の性格を持つスーパールーキー、バーナビー・ブルックスJr.だった。
Wikiより
初の【A】です。
アニメオリジナル作品ということで空っぽの状態から視聴スタート。
放送と同時に観ており私には珍しく溜めずに毎週待っていました。
この作品でまず最初に目を引いたのは登場するヒーローに現実世界のスポンサーロゴが入っていること。
Softbank、BANDAI、ペプシ、牛角、DMM、以下略と勢ぞろいで作品を壊すことなくマッチしているところが面白い。ペプシなんかはCMが連動しておりCMすらもアニメの世界に。
ペプシ以外のキャラCMが無かったのは残念だったが、しっかり効果があるなと思えるのはスポンサーロゴをキャラクターに直接配置すれば、CMをカットされたとしても宣伝充分なこと。
またネットで流れることがあっても世界へ宣伝できてしまう。本当に関心するアイデアです。
そんなところからもいきなり興味深々になりました。
肝心のストーリーの方はヒーローもの。なのだがよく見る感じとは少し違う。
なんと主人公は 髭がある。娘もいる。「おじさん」ときた。
この設定はなかなか無い。
それが普通ならメインの主人公になりえるメガネイケメン・バーナビー「バニー」ちゃんとコンビを組まされるとこも面白い。
このコンビ、最初相当に仲が悪い所から始まり、徐々に打ち解けていく様(主にバーナビー)が大きな話の中心となり、二人の絆が形成されていくストーリー。
その他の登場人物も設定がしっかりできておりなかなか。
個性的なキャラ同士が面白おかしく絡むところは観ていて楽しい。
それもキャラデザと声優の力が大きい。
キャラデザインは桂正和先生。先生自身が好きなアメコミの要素とうまく相まっているし綺麗だ。
ただ、そのせいでキャラの顔が少しでも崩れると目立ってしまったのは残念。
度々気になることがあった。
世界観もよく作りこまれており、しっかり観れば観るほどいろんな設定に気づかされる。
背景なんかもこだわり抜かれていてストーリー上で語られていない設定がたくさん盛り込まれていたり。
ヒーロー達は3DCGだがうまく背景と馴染んでおり悪くない。
丁寧に動き分かり易い反面、バトルではちょっと動きの物足りなさを感じた。
もっと激しいアクションシーンがあれば最高だったのに!と思いながらそこは2期に期待(笑)
声優も非常に良かった。おじさんはうまく特徴が出ており、バーナビーも、ブルーローズもみんな違和感ない。次回予告も声優の力が絶大で、全話の予告をまとめて観たくなるくらい作りがうまい。
安心して観れる前半のストーリーから、予期せぬ後半。
シリアスな展開になっても面白さは変わらないまま最後まで熱く魅せてくれた。
少し強引な感じを受けることは多かったストーリーではあるが本当にお手本アニメのように安定していた。これが深夜枠で無く夕方か休日の朝ならバッチリだったはず。
2期&映画には相当期待してます。
次はメインの二人もいいですがサブキャラにもっとスポットを当てた展開も欲しい。
できれば各キャラのCMも作成のうえタイアップを!
そして同じく娘を持つおじさん(私)としては特にブルーローズの想いの行方にも期待(笑)