『けいおん!』(K-ON!)【C+68】
『けいおん!』(K-ON!)
おススメ 【C+】
話数:全14話(本編12話+番外編2話)
今までに見た回数:3回
制作年:2009年4月 - 6月
ジャンル:日常・学園・音楽
1. 設定(世界観) |
3 |
2. ストーリー展開 |
2 |
3. 登場人物設定 |
7 |
4. キャラデザイン |
8 |
5. 作画(背景/美術) |
9 |
6. 演出(アクション) |
6 |
7. 声優 |
7 |
8. 音楽(OP/ED) |
10 |
9. 音楽(BGM/劇伴) |
8 |
10. その他 キャラ萌え |
8 |
合計 |
68 |
ストーリー
私立桜が丘女子高等学校に入学した田井中律は一緒に入学した幼なじみの秋山澪と共に軽音部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまい、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。その後、合唱部の見学に来るつもりだった琴吹紬が彼女達を気に入り入部。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。
そんな中、主人公の平沢唯が軽音部の存在を知り、「軽い音楽って書くから、簡単なことしかやらない(口笛とか)」と思い入部届を出す。本来の活動内容を知り、自分にはバンドはできないと思い、入部を取り消してもらおうと部室に訪れた唯だったが、3人の演奏を聴いて心を動かされ入部を決意。こうして集まった4人は唯の楽器購入を手始めに、練習・合宿・学園祭とゼロからの音楽活動を行っていく。
Wikiより
放課後のティータイムがメインの日常系アニメ
原作は4コマ漫画。4コマと言っても原作ではしっかり時間の経過があったため、アニメでも主人公たちの時間は流れるのだが、高校入学~2年生の学園祭までを1クールでやってしまうので時間経過は非常にペースが速い。
ストーリーはほんわかした主人公「唯」が入学をきっかけに、ひょんなことから軽音部に入るところから物語は始まる。軽音部のメンバー4人(後に5人)を中心とした高校生の日常が描かれているのだが、基本的には練習シーンより、お茶をしているシーンばかり。
なので、音楽をメインにしたアニメという視点で観ると拍子抜けする。
またストーリー内容も、主人公唯は安易な気持ちで軽音部に入ったにもかかわらず、意外と簡単に25万円くらいのギターを手に入れ、練習描写もほとんどないまますぐに上達するのでバンド経験者ほど違和感というより怒りがでそうだ。 ただ、この手の話で主人公を苦労させてしまうと本来この作品の魅力である「ほんわかした雰囲気」は出せないので、日常系のアニメとして観るなら私としてはこれでOK。実際時間はすごい勢いで流れているので、練習の様子は脳内保管しましょう。
そして「恋愛」「熱血」などの要素も無く、もちろん「鬱」展開もない。山や谷の無いストレスも無い展開ではあるが意外とテンポよく見ることができる。しっかりしたストーリーがないとも言えるのだがこのアニメの魅力は主要キャラクター達が部活動の日常をほんわか過ごすことにあり、「キャラクター萌え」こそが『けいおん!』の真の魅力。主要メンバーにお気に入りが見つかれば楽しむことができる。とくにキャラクターに魅力を感じることが無ければハッキリ言ってつまらない。正直私は初見時、序盤のメインキャラ4人にはあまり魅力を感じることができず楽しめなかったのだが、メンバーに新入生が加わってからじわりとハマったタイプ。
話を戻すと日常系キャラ萌えメインで、音楽は味付けと言ってもいいストーリー内容だ。
とは言っても音楽の面で手を抜いているわけではない。本編中で演奏するオリジナル曲がかなり面白い。独特の歌詞が作品のほんわかした部分を盛り上げている。またライブシーンなどは細かいところまでクオリティが高い。
OP、EDもなかなか良い。実は私の場合ED曲が某動画サイトで耳にとまり、それが気に入ったのでアニメを観たという順番だったりする。「こんなかっこいい曲を演奏する軽音部の話かぁ!」と女子高生バンドのサクセスストーリーを期待して見始めたのだが、実際の内容は先述の通り。劇中の曲としてOP、ED曲も登場することもなく。
2度目になりますが、タイトルや関連CDが売れたこともあるので音楽系の素晴らしい作品なんだ~という先入観で観るとストーリー内容には拍子抜けします。
このアニメの放送直後から原作漫画がネット通販などで品薄、作中で使用されている実在のギターやベースといった楽器、ヘッドホンなどの小物も注目を集め大反響。一連のブームを作り出したことは素直にすごいの一言。
え、このストーリーでそこまで音楽やりたくなったか?とは思いつつも、私も一度は手放したエレキギターがなんとなくもう一度欲しくなったり(弾けません)。
視点の違いで賛否両論別れる作品ですが、1期については暇なときにゆるい感じで観てみることをお勧め。お気に入りのキャラができたり、面白いと感じることがあれば2期もおすすめします。