『映画けいおん!』【C+66】
おススメ 【C+】
今までに見た回数:2回
制作年:2011年12月
ジャンル:日常・学園・青春・音楽
1. 設定(世界観) |
4 |
2. ストーリー展開 |
4 |
3. 登場人物設定 |
7 |
4. キャラデザイン |
8 |
5. 作画(背景/美術) |
10 |
6. 演出(アクション) |
6 |
7. 声優 |
7 |
8. 音楽(OP/ED) |
7 |
9. 音楽(BGM/劇伴) |
7 |
10. その他 あずきゃっとくね |
6 |
合計 |
66 |
軽音部がパスポートを取得するまでを描いた第二期番外編「計画!」の後日談。
ストーリー
全員同じ大学に合格して後は卒業を間近に控えるだけとなった唯、澪、律、紬は、部室でお茶を飲みながらいつも通りの時間を過ごしていた。
ある日唯たち4人は、教室でクラスメートのバレー部が卒業旅行の計画を立てていることを知り、卒業旅行に行くことを決める。その話を聞いた梓も加えてロンドンに行くことに。その旅行中唯達3年生は、唯の提案で先輩として梓に残すものとして、梓に贈る曲のことを考えていた。
Wiki参照
劇場版にもかかわらず初めて観る方へ具体的に説明する様子も入れなかったことからも基本的にファン向けの内容で、アニメを観ていることが前提です。
2期のアニメを全話観た直後にそのまま続けて観ればまぁ良い作品と言えるのだが、劇場版として評価すれば辛口にならざるをえない点が多々。
個人的には映画ではのほほんとした感じだけでなく、迫力も欲しかったのでロンドンでの話ももうちょっと活かして大きくいくとか、ライブシーンをフルでやるとか、そういうのが欲しかった。音楽方面の演出でテレビ版を超える感じが無かったのは非常に残念。
ただ、この辺は好みの問題なのでこれまでの『けいおん!』をそのまま望む人にはこれでいいのでしょうけど…。
文句なしに作画や音楽のクオリティは高いのだが、それはテレビアニメのころからなので映画ならではのレベルアップは分かりにくい。
ただ、ちょっとしたシーンでちょこちょこと意外な動きをしており、その辺は見逃せない。
しかしこれも劇場で観ることを前提にすると分かりにくい。家でゆっくり観ている方が楽しめるような造りだ。
ストーリーに関しても卒業式前後の話で、2期で描かれていなかった追加編といったところ。テレビでも放送された後輩のあずにゃんへ贈る曲を作るというストーリー構成で、見ようによっては「またかと」なってしまうし、テレビアニメ視聴済の人にはオチが見えてしまっている。また、テレビの時のように長い流れがあっての最後のシーンとは違うので、これまでの貯めは少なく、2期視聴直後に観ないと感動はどうしても低くなってしまう。しかし、テレビ版の終わり方を台無しにするようなことはなかったので未視聴の方はご安心いただきたい。
ありがちな総集編に成り下がらなかったという意味ではこの手の作品の映画化ではよかった。また、4人がまだ在学中の話なのであずにゃん視点の話も多く、あずにゃん萌えの方にはもやさしいとも言えます(笑)
ちなみに『けいおん!』は原作では大学生編へと続きますがテレビアニメの視聴後はこの後も続きがあるなら観たい!と思ったものの、劇場版の視聴後は「彼女たちは高校生で終える方が美しい」と感じてしまいました。
ということで私としてはテレビアニメ視聴後に追加で観る番外編最終回として観ることをお勧めします。