『LUPIN the Third -峰不二子という女-』【C- 61】
『LUPIN the Third -峰不二子という女-』(ルパン ザ サード みねふじこというおんな)
おススメ 【C】
話数:全13話
今までに見た回数:1回
制作年:2012年4月-6月
ジャンル:サスペンス・アクション
1. 設定(世界観) |
3 |
2. ストーリー展開 |
4 |
3. 登場人物設定 |
5 |
4. キャラデザイン |
7 |
5. 作画(背景/美術) |
9 |
6. 演出(アクション) |
7 |
7. 声優 |
7 |
8. 音楽(OP/ED) |
4 |
9. 音楽(BGM/劇伴) |
6 |
10. その他→雰囲気 |
9 |
合計 |
61 |
概要
テレビアニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』の放送開始から2011年で40周年になったことを記念し、27年ぶりに連続テレビアニメシリーズとして作られることとなった。
本作は従来のシリーズと異なり、峰不二子を主人公とし、ルパン、次元、五ェ門、銭形警部ら5人の若かりし時代の危険で熾烈な戦いを描いていく。そのためルパン三世のアニメシリーズでは初めてルパンが登場しないエピソードも存在する。
シリーズ初の深夜アニメとして制作される事から、原作版をリスペクトした、前衛的かつエロティシズムにあふれたアダルトテイストの作風となっており、従来の作品では少なかった乳首の露出も頻繁に行われている。またルパン三世のアニメでは初めて、原作漫画にある「♂マークと♀マークを絡ませた濡れ場表現」が登場。
Wikiより
「さぁ全ての事を止め胸だけをときめかせながらアタシの事を見つめて」
まず不二子の声がエロス。OPから音楽が気持ちを高ぶらせてくれた。
1話目好印象。でもOPは3話目にしてすぐに飽きてしまった。
作画は原作のテイストで描いており、アクションシーンもスタイリッシュ。
ストーリーも私がこだわる3話まで面白い。
しかし、4話から勢いが無くなり、「ある一件の事件をきっかけに不二子は・・・」と後半はオムニバスなルパンらしい展開から打って変わり、長い話へシフト。
後半のストーリー展開は延々とこのアニメの設定の話を始めたかのようでなかなか話が進展しない。結末としては不満の特に残らない終わり方だったが、ルパン作品として観ると気に入らない点も多々
特に不満なのはどういうポジションでメインの5人に関わるのか楽しみだった新キャラクターのオスカー警部補の扱いが雑で残念なこと。またこのオスカーの設定を後半に立たせるためか、銭形と不二子の肉体関係を強調しすぎた場面もあり、そのシーンはいきなりすぎて苦笑したし、「え、そういう設定?」と冷めた。
思い返せばこういう話の必要性も含めて、オスカーって必要だった?と感じてしまう。
その他にも【以下ネタバレ反転】
最後になって出てきたアイシャ。
アイシャの「もしも」の人生だった!という結局あれだけ見せられた過去の話は不二子の話ではないということ。
ただ、これは不二子の過去の詳細は謎のままで、不二子の過去は上書きなんてできない。というメッセージだと思ってはいます。 ただ、今までの話って?となってしまった。
あと最後にルパンと対等にわたり合った敵の正体は高齢の女性だったことに違和感。
今までのあの動きでそれはちょっとないような。
いろいろと面白い試みはありましたが後半の話はそれこそ映画でまとめたほうがもっと面白く観れる話だったように思います。
またどうも後半は不二子よりルパンと次元の方が活躍していることが多く、不二子の話ではあるが、不二子の目線ではなく、結局はルパンの目線だったような気も。
その肝心のルパンも、本来盗みのテクニックの内容に魅力があるのに、このアニメでは魅せれていない。
あれこれと書きましたが、雰囲気やセンスが合う人で、ルパンに強いこだわりが無い人におすすめします。
また女性の方は「もしも私の人生が違うものだったら」という変身願望を叶えるような話(不二子の生き方含む)は好みの方が多いかも。観てみると意外にハマるかもしれません。