『NEEDLESS』【D+54】
おススメ 【D】
話数:全24話
今までに見た回数:1回
制作年:2009年7月 - 12月
ジャンル:SF・バトル・コメディ
1. 設定(世界観) |
7 |
2. ストーリー展開 |
4 |
3. 登場人物設定 |
7 |
4. キャラデザイン |
6 |
5. 作画(背景/美術) |
5 |
6. 演出(アクション) |
4 |
7. 声優 |
7 |
8. 音楽(OP/ED) |
4 |
9. 音楽(BGM/劇伴) |
4 |
10. その他 ギャグ&パンツ |
6 |
合計 |
54 |
ストーリー
2130年日本、かつての第三次世界大戦により、東京に「BS(ブラックスポット)」と呼ばれる巨大な汚染区域が生み出されていた。「BS」は廃墟として長大な壁により隔離されたが、いつの間にかその荒れ果てた大地に住み着く者が現れた。彼らを「街(シティ)」の人々は「不要者(ニードレス)」扱いしたが、その中には不思議な能力を持つ者たちがいた。その能力者たちを「街(シティ)」の人たちは畏怖の念を込めて「NEEDLESS(ニードレス)」と呼んだ。
これは、その力の軍事利用によるブラックスポットの支配を目論む謎の巨大製薬会社「シメオン」と、それに抗う者達との、戦いの物語である。
Wiki&NEEDLESSアニメ作品データベースより
一言でいえば「超能力バトルもの」といったところか。北斗の拳やスクライドのような荒廃した近未来世界で超能力系異能バトルが繰り広げられるのだが、大きな違いはエロ要素を多く取り入れていること。
いろいろ取り込みすぎた気もしないでもないが、能力バトルや謎解き等よくできており、エロ要素を外せば深夜の時間帯以外で放送してもいいくらい。
なのに「パンツアニメ」であるせいでどうもまとまりが悪い。原作は未読ですがアニメするにあたり設定とエロ要素、どっちに主軸を置くかという際にエロ要素に主軸を置いたためにハズしたのでは?と疑ってしまう。
ストーリーは低レベルなギャグ(小学生ウケ?)が人を選びそうだが、私はテンポの速さのおかげか勢いがいいのですぐに慣れてきて楽しめるようになった。
ただ、中盤にさしかかり急にテンポは悪くなりダレはじめます。ずっと同じ場所で同じ敵とバトルし続けています。昔の少年マンガアニメか!というぐらいに(笑)
その辺も含めて深夜の時間帯以外で放送したほうが面白く見えたような気もします。
そして長いバトルの内容も、深夜特有のビジュアル面でなんとかカバーしたかったのだろうか?パンツ中心のバトルシーンの連続で、女性キャラと決着の際はエロ&ギャグで〆。
とにかく服が破れるわ裸になるわとエロで繋いでいたのでその辺興味ない方はハッキリ言ってつまらない。
というのも肝心のバトルが、主人公は設定上よしとしても他のキャラすら攻撃しても倒れないし怪我もしない、というより服の破りあいバトル(笑)
その割に話が進むと大ダメージをちゃんと受けたり、死んでしまったりとなど非常にご都合主義すぎる。
あとこれはこの手の設定上よくある話ですが主人公や一部のキャラが反則な裏設定を持っており強くなりすぎたりします。そのせいでどんどん他のキャラはただのコマと化し、余計に中盤の登場キャラの要らなさが増してしまい、せっかくの能力バトルが単純化して残念なことが多くなった。
しかし終盤はテンポが回復。展開もどんでん返しが続き面白い。
最終回は一応キャラ全員の能力が生きる展開でしたので見終わってみればまぁよしという気はします。
王道のいいストーリーでしたが中盤の引っ張りが無ければ…といったところ。
他の要素も声優陣以外では特別目立ったすごさが無かったのも惜しい作品です。
リメイクがあるのを楽しみにしていますがどうでしょう…。
原作マンガもこれから読んでみたいと思います。