『ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜』【B-71】
『ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜』( - ジ イージス オブ ウルク)
おススメ 【B-】
話数:全12話+裏1話
今までに見た回数:2回
制作年:2008年4月-6月
ジャンル:ファンタジー・アクション
1. 設定(世界観) |
6 |
2. ストーリー展開 |
6 |
3. 登場人物設定 |
7 |
4. キャラデザイン |
7 |
5. 作画(背景/美術) |
7 |
6. 演出(アクション) |
5 |
7. 声優 |
7 |
8. 音楽(OP/ED) |
9 |
9. 音楽(BGM/劇伴) |
7 |
10. その他 らめえぇぇぇぇ! |
10 |
合計 |
71 |
ストーリー
勇者ギルと巫女カイの物語が伝説として伝承された80年後の世界。5年に一度だけ天上のアヌ神の加護により、塔内の魔物は力を失ってしまうアヌの夏。その3度目のアヌの夏が訪れようとしている時、塔内都市メスキアではギルガメシュ王により建国されたウルク国の軍がドルアーガ討伐のため3度目の出征に備え、冒険者達が塔の最上階に眠るという伝説の秘宝「ブルークリスタルロッド」の噂を聞きつけ賑わっていた。彼らの目的はドルアーガの討伐なのか、それとも「ブルークリスタルロッド」の奪取か。今、剣と魔法の大冒険が始まる!!
Wikiより
現在放送中の『ソードアート・オンライン』を観ていて急に思いだし再視聴しました。
このアニメはゲーム「ドルアーガの塔」が原作の作品。
時折、原作ネタが入りますが、全然知らない人でも自然に楽しめるように作られており、原作をプレイしたことある人ならさらに楽しめるようといった造り方。
原作未プレイでもRPGなどで冒険ものが好きな人はすんなり入り込めると思います。もちろんRPG自体が分からない人でも普通のアニメとして楽しめます。
簡単に世界観とストーリーを説明してしまうと、どんな願いでも叶えることができる「ブルークリスタルロッド」を求めて、80年前に建造された「ドルアーガの塔」に様々な国や土地から集まった人々がパーティを組みの登頂・攻略に挑む。
また、最上階には15年前に復活したドルアーガという大ボスが存在し、このドルアーガを倒すことでブルークリスタルロッドが手に入るというもの。
まさしく王道の冒険ものですが、先述の通り冒険ものの世界観の押し付けみたいなものはないので入り込みやすい。
というのも聞きなれない用語を多用することが無かったこともあるが、ギャグ要素が多めなのがポイント。特に1話の扱いが非常に面白く、表パートと裏パートがあり新たな試みで作られている。とにかく出だしから主人公の扱いが酷く、1話まるまるギャグにしてしまうのは斬新だった。
序盤からテンポもよく、ギャグパートの盛り込み方もバランスがいい。いや、むしろ悪ノリしすぎなくらいに冒険している中にギャグを挟み込んでくる。後半はギャグパートが少なめで、そこに期待している人には物足りなくなるが物語の展開としては悪くなく、最後まで観れる。ちなみにDVDのCMまで笑いを取りに来る(笑)
登場人物は12話構成としては多いもののそれぞれ個性は出せており、関係性も考えられている。ギャグ要素が強めと言いましたがキャラクターの生死に関してはなかなかシビアなので、その辺が平和な方が好みな方は敬遠した方が良いかもしれません。
全体を通して言えるのは2期があることが前提となっており、残酷な最終話の終わり方や、登場人物の真意等、謎を多く残したまま終わるので不満が残る面も多々。そのまますぐに2期を観ないとスッキリしないでしょう。
リアルタイムで観ていたときは、2期が始まるまで半年以上待たされたので若干テンションが落ちました。で、その待ちに待った肝心の2期はと言うといろいろと不満もあり、シリーズを通して観ると私としては残念な感じ。(シリーズとしての評価はこのレビュー・1期の評価には反映していません)
この辺の話も出るので登場人物についての掘り下げなどはネタバレ満載になりますが2期のレビューにて行います。
演出面で急にドット絵になる演出は、昔のゲームが原作とはいえ必要か?とは思いましたが、その他特に不満無し。OPの現代風な主人公たちの生活シーンはよかったし、曲のノリもマッチング。劇伴もよく、作画も特に乱れることなく全体的に完成度は高かったです。
1期だけみると評価は高めなのですが話は完結しないので、2期も必ず観る流れになるかと思います。2期は評価を下げ、シリーズとしてはもう少し評価が下がってしまうのですが、話全体としてはまとめられていますし冒険ものとしてはおススメです。