あにまな(animana)

アニメ(ANIMe)とマンガ(MANga)のレビュー記録ブログ。80点以上(A)でたら私のおススメです!

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『ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜』【C-64】

ドルアーガの塔~the Sword of URUK~ 第1の宮(通常版) [DVD]

ドルアーガの塔the Sword of URUK〜』( - ザ ソード オブ ウルク

2期 『ドルアーガの塔』(ドルアーガのとう)

おススメ 【C-

話数:全12

今までに見た回数:2

制作年:20091-3

ジャンル:ファンタジー・アクション

 

1. 設定(世界観)

6

2. ストーリー展開

4

3. 登場人物設定

6

4. キャラデザイン

6

5. 作画(背景/美術)

6

6. 演出(アクション)

5

7. 声優

7

8. 音楽(OP/ED)

8

9. 音楽(BGM/劇伴)

8

10. その他 ひぎぃぃぃぃぃっ!

8

合計

64

 

【ネタバレ注意】

1期未視聴の方はご注意ください。

1期のレビューはこちら

 

 

 

ストーリー

ジル達の活躍によってドルアーガが倒され、塔からも魔物の姿は消えウルク国に一時の平和が戻った。しかし、ジルはカーヤの裏切りによる傷心のため部屋に引きこもり、ファティナもそんなジルの世話をしながら魔物のいなくなった塔で観光客相手のガイドをして生活費を稼ぐ、どこか満たされない毎日を過ごしていた。そんなある日、気分転換に訪れた先でジルはカイと名乗る少女に磔にされたカーヤの幻像を見せられる。その幻はいずれ現実に起きることだと語るカイに導かれ、カーヤの死を阻止しその真意を確かめるため、ジルは再び仲間と共に塔を登る事を決意する。今、二度目の大冒険が始まる…。

Wikiより

 

 すでにストーリーの解説時点で1期のネタバレになっているのですが、そこは1期未視聴の方ごめんなさい。ということでレビューもネタバレ満載になります。伏せるとレビューできないので未視聴の方でネタバレごめん!な方は読まない方がいいです。2期の内容もネタバレ多めになりますのでご了承ください。 

 

どうしてこうなった!?

1期から半年以上待った2期の開始。当時やっと来たか!の想いで観たのを覚えている。

1期では冒険!ボスを倒す!という展開の中、最後の最後に仲間が裏切るというとこで幕を閉じる。そんな後味の悪さを残したまま始まった2期は1期で語られなかった謎や裏切ったキャラの真意を描く。

はじまって早々驚くのはヒロインの交代劇。1期に主人公と共に旅(登頂)をしたヒロイン「カーヤ」は、最後に裏切り、他のパーティのリーダーである主人公の兄「ニーバ」と共に次のステージへと主人公を置き去りに去ってしまうのだが、そのニーバと旅(登頂)した仲間で兄の彼女?の「ファティナ」が傷心でひきこもる主人公を支え続けているところから始まる。

DVDのパッケージでも1期の1巻と2期の1巻で見事にペアが変わっているのでまさに交代劇と言ってもいいはず。私は1期の頃からファティナの方が好みだったのでこの流れには賛成なのだが最終的には好みのオチどころでなかった。主人公がものすごく1期ヒロインに未練たらたら。あまり主人公が成長した気がしないところも残念。

また最後はこんなの私の観たかった続き(ファティナ)じゃない!と凹みました。非常に勝手な私の好みの意見ですが()

さらにカーヤのキャラデザが変化しており非常に微妙。一気に老けてみえ、1期とは大違い。もうヒロインに返り咲くことはなさそうな勢いに見えてしまった序盤。

 

また主人公の戦い方が盾で戦うスタイルが特徴的であった1期に対し、2期では剣を中心に戦う。たしかにカーヤの加護魔法みたいなものは無くなったのかもしれないが設定はどこへ行ったのやら。

話の流れとしては「カイ」という少女をきっかけに登頂を再開することになるのだが、仲間に兄のニーバの元メンバー「ファティナ」と「ウトゥ」と説明不足なままの新キャラ1人を連れ旅立つ。 元仲間には裏切られたりしつつも結局いろいろあって後半は共闘。部分部分面白い所もあったのだが、2期からの新キャラが多く、広げすぎて肝心の観たかった人間関係の部分が浅くなってしまっている。

さらに話は大きく広がっていくのだが、最終的には「VS兄」という結末になりスケールが実際のところ縮まっている印象。1期の始まり方のノリらしく、この作品らしいもう少し気持ちの良い結末もあったのでは?と思ってしまった。とは言ったものの一つの作品としてはきっちりまとめているので、1期に比べギャグ要素はほとんどないものの、ストーリーを重視した結果は出せています。

その1期に比べ減ってしまったギャグパートの質は1期の勢いには遠く、少しノリが違うものに。悪ノリは一部健在でしたがちょっと元ネタが分かりにくすぎる()

ちなみにあれだけファンタジー的な要素にこだわり、モンスターを食す話などがあったのに、現実的なイクラ丼が作中で出てきた理由はこれ<ニコニコ動画:【初音ミク】ドルアーガの塔より「おなかすいたうた」>が元ネタになります。

他にもWikiを見て気づかされたのですが、何気に1期から2期のほぼ全話にわたって毎回何らかの形で入浴シーンが出ています。※注:入浴シーンにカウントできないキャラもいます()

振り返ってみれば遊び心は2期にも感じることはできました。

 

 作画が一部急に残念になったところや、バトルシーンのクオリティも落ちたところもありますが、結果的には楽しめました。ストーリーに対し酷評気味になったのは期待して待った分だけ凹んだ。という気持ちがあるからかもしれません。

今なら間を空けずに1期と2期を通して観ることができるので、昔私が感じたほどのショックは無いと思います。 名作になり損ねた感はありますが話全体としてはまとめられていますし、冒険ものとしてのおススメできます。

 

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