『まよチキ!』【D-48】
『まよチキ!』(Mayo chiki)
おススメ 【D】
話数:全13話
今までに見た回数:1回
制作年:2011年7月 - 9月
ジャンル:学園・ラブコメ
1. 設定(世界観) |
3 |
2. ストーリー展開 |
1 |
3. 登場人物設定 |
3 |
4. キャラデザイン |
5 |
5. 作画(背景/美術) |
6 |
6. 演出(アクション) |
4 |
7. 声優 |
8 |
8. 音楽(OP/ED) |
8 |
9. 音楽(BGM/劇伴) |
5 |
10. その他萌えというよりエロ |
5 |
合計 |
48 |
ストーリー
私立浪嵐学園に通う坂町近次郎は、女性恐怖症で女性の肌に触れると拒絶反応を引き起こしてしまう少年。そんな彼は、ある日ふとしたアクシデントからクラスメイト・涼月奏に仕える執事・近衛スバルが女であるという秘密を知ってしまう。近次郎はスバルに記憶消去という名目で暴行を受けそうになるが、止めに入った奏からスバルの秘密を守る事と引き換えに、自身の女性恐怖症を治す協力を申し出され、3人は「共犯関係」になってしまうのだった。
Wikiより
原作はライトノベルで最近も新刊が発売されたばかり。私は原作未読なのですが。
基本のストーリー展開は典型的なラブコメディ。
主人公の高校生男子「近次郎」は母親からのスパルタ教育で女性恐怖症という設定。
そんな彼が学校では有名なイケメン(?)執事「スバル」が実は女である事を知ってしまいその主である「奏」の提案で秘密を守ることと引き換えに女性恐怖症を直そうとするというお話。
もう少し設定を突き詰めれば面白くできるのだが今一歩足りなかったというのが率直な感想。
まず近次郎やスバルの「秘密」についてバレると非常にまずい!という扱い方ですが、その辺が伝わってくる話が無い。そのせいで大した問題に見えない。
例えば近次郎に好きな女の子がいてその子のためにバレないように直したい!とかあれば後のスバルや奏との関係も含め期待できたはず。
そもそもキャラデザインからしてスバルの男装自体女にしか見えないところに無理があり、学校中から注目されている存在なのも含め、誰も疑わないところから違和感が多い。
また主の奏がバレることを期待しているように見え、展開に困ったときは奏で引っ掻き回しドタバタさせているといった単純な構造。そしてその奏には誰も対抗できないという関係がちょっとつまらなく感じた。
設定が点でつけたようなものであるせいかストーリーも大きな軸が見えてこない。基本的には近次郎とスバルの関係がそうなのだろうが全体的に展開が唐突すぎることが多く、ほとんどが「いきなり」起こるので置いてかれてしまう。いきなり暴力、いきなりデート、いきなり誘拐、いきなりキス、いきなりサブキャラが近次郎ハーレムに参加等々(笑)ちょっと無理がある話が目立つ。
設定を活かしたストーリーというよりはエロシーンを発生させるために、設定が作られた印象だ。またそのシーンも出尽くしてきたネタが多かった。
そしてラブコメ路線一本というよりはバイオレンスなアクションシーンも多く、ちょっとチグハグ。
作画のほうはエロシーンだけやたらと気合が入り、逆に急に雰囲気が変わりすぎてこちらも違和感&チグハグ(笑)
しかし特筆すべきは声優さんの力。井口裕香さんの新たな一面を観れたこと。喜多村英梨さんのOP曲は印象に残っています。
私は話数を重ねるにつれて楽しめるようになっていたのですが、さすがに最終話(13話)は「あれ?」となりました。一話前(12話)の内容が本質的な最終回で、13話は追加サービスの話と思って観るようにしてください。
気軽に見れるアニメやエロシーンが観たい人にはおすすめします。