あにまな(animana)

アニメ(ANIMe)とマンガ(MANga)のレビュー記録ブログ。80点以上(A)でたら私のおススメです!

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『ヨルムンガンド』【B+79】

ヨルムンガンド 1 〈通常版〉 [Blu-ray]

『ヨルムンガンド』(Jormungand

おススメ 【B

話数:全11

今までに見た回数:2

制作年:20124 - 6

ジャンル:アクション

 

1. 設定(世界観)

7

2. ストーリー展開

7

3. 登場人物設定

7

4. キャラデザイン

7

5. 作画(背景/美術)

8

6. 演出(アクション)

9

7. 声優

8

8. 音楽(OP/ED)

9

9. 音楽(BGM/劇伴)

10

10. その他→爽快&見やすさ

7

合計

79

 

ストーリー

―――僕は、武器商人と旅をした。

両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎む主人公の元少年兵ヨナは、神の悪戯か、若き武器商人の女性、ココ・ヘクマティアルと、その部下である「ヒトクセもフタクセもあるが優秀な」私兵8人と世界各地を旅する事になる。

世界の敵でもあり、味方でもあるという矛盾をはらむ職業・武器商人――。

世界的な海運王を父に持ち、HCLIヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門に所属し、世界の紛争地帯で“世界平和のために武器を売る"ココ・ヘクマティアルは、両親を奪った“武器"を憎みながらも銃を持って戦場でしか生きられない寡黙な元少年兵ヨナを自らの私兵部隊に引き入れる。

ココの私兵には、経験豊富な古参の傭兵レームや圧倒的な戦闘力を誇る女兵士バルメなど個性豊かなメンバーが揃っていた。新しい仲間ヨナを加えたココと部隊のメンバーは、タフな交渉や激しい戦闘を切り抜けながら、世界各地で“ビジネス"を展開していく――。

WikiAmazonBlu-ray1巻商品紹介)より

 

原作の漫画は以前に読んでいる状態で視聴。ただ最終巻まで読んでいなかった状態。アニメを観て思いだし視聴後に全11巻を購読しました。

漫画の方は正直、アクションの構図がわかりにくく、キャラも画が完成されてなかった(ごめんなさい)のでどっぷりハマれなかったのですが、それがアニメになると一変。

アニメだとアクションシーンも動きが分かり易く、キャラの作画も安定。色や声が付きすごく見わけもつけやすい。当たり前のことなのですがアニメ化によるメリットばかりが目立つのはちょっと珍しい。それもストーリーが原作に忠実に作られていることも理由。話を大きく欠けさせることなく原作通り観れるのは非常にうれしい。

 

なにより原作が終了してからのアニメスタートなのでこの辺も話の回収に関して期待大。

原作未完結のままアニメ化し、アニメオリジナルの終わり方を選んだり(良い終わり方もあるが)、結末を作らないまま投げっぱなしのアニメ作品も多いのでこの辺は安心できます。

 

ただ、今回レビューのヨルムンガンドの春アニメは原作のちょうど半分まで。2012年秋から2期が始まりますが3ヶ月を空けたのは残念。ほぼ原作通りの内容なので一気に2クールで完結させて欲しかった!

また1クールの締めの話が微妙に賛否両論になることは明白。ご都合主義に見えることが多いので…。しかし次のアール編からはそんなことも無いので原作ではバランスが取れていたんですがなぜここで一度止めてしまうのか!(泣) 

一気にやってしまえば評価が大きく変わるアニメなのに~!という気持ちです。

 

肝心の内容ですが、武器商人「ココ」と武器を憎む少年兵「ヨナ」の話。

今回のレビューは原作で言う前半にあたるのですが、基本的には武器商人としてのストーリー。

メインの登場人物になる護衛メンバーは8人と、話数に対し非常に多いのですが、主軸のストーリーに絡めて、ココを護衛するヨナ以外のメンバーのストーリーも展開していくためきちんと印象に残ります。

そして不思議なのが印象に残る「敵キャラ」。

敵味方含め個性的すぎるといえばそうなのですが、狙いすぎた感じをうけないまま観れたので非常に作り方がうまかったと思います。

 

キャラデザインはクセがありますが同じ顔ばかりの作品とは違うので私は非常に高評価。

男女ともに描き分けができており分かり易かった。(バルメとカレンは紛らわしかったが)

あと最近定番の、女性キャラにいわゆる「どストライクにかわいい」見た目、性格ともにぷりぷりしたキャラはいないのですが、筋肉ムキムキの女戦士萌えという新ジャンルの系統に魅力がありました(笑)

 

アクションに関しては戦術的な要素も含まれる内容になるので他作品と比較すると物足りないところもあるかもしれませんが様々な種類の武器を使ったアクションの表現がうまい。

リアルさも兼ね備えている魅力がある半面、専門的な知識を持って観ていると突っ込むところもあるようですが、単純にナイフから近接銃撃戦に遠距離射撃、その他にも多数。見どころはしっかりありました。

 

個人的に特によかったのがOP曲の川田まみさんの「Borderland」と劇伴。

全話まとめて観る場合はOPを飛ばすことが多いのですが、きっちり全話OPからしっかり観ました。2期へ続く描写も含まれておりOP曲もOPの造りも非常に好みです。

劇伴も観る前から作曲に岩崎拓さんの名前を見つけてから過剰に期待していたのですがやっぱり私好み。特に次回予告時の遊び心満載の曲「Time to attack」は数秒しかないのに耳から離れず、フルで聞きたくなりOST(オリジナルサウンドトラック)を購入するきっかけになりました。

 

 

本当に高評価だったのですが、2期に分けたことが惜しい作品。分けたことでどうしてもストーリー評価が落ちてしまった。

先述にもありますが今回の1期は最後に2期の予告を匂わせるところで話が終わりますが、原作後半となるアール編から大きく話が進展し始めます。ココの野望(ヨルムンガント)計画の話へ。

 秋の2期が待ち遠しい作品です。

 

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