あにまな(animana)

アニメ(ANIMe)とマンガ(MANga)のレビュー記録ブログ。80点以上(A)でたら私のおススメです!

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『織田信奈の野望』【C-62】

織田信奈の野望 (1) (初回限定特典:ドラマCD付き) [Blu-ray]

織田信奈の野望』(おだのぶなのやぼう)

おススメ 【C-

話数:全12

今までに見た回数:1

制作年: 20127 - 20129

ジャンル:歴史・ハーレム・アクション

 

1. 設定(世界観)

7

2. ストーリー展開

6

3. 登場人物設定

5

4. キャラデザイン

7

5. 作画(背景/美術)

10

6. 演出(アクション)

7

7. 声優

5

8. 音楽(OP/ED)

5

9. 音楽(BGM/劇伴)

7

10. その他 信奈!?

3

合計

62

 

ストーリー

現代の日本に暮らす男子高校生・相良良晴はある日突然、戦国時代の濃尾平野に飛ばされてしまう。その世界では今川義元や松平元康、柴田勝家といった戦国武将たちがかわいい女の子の姿で存在しており、その上、尾張国の主である織田信長は織田信奈という名前だった。

良晴は、この世界で不慮の死を遂げてしまった木下藤吉郎の代わりに信奈の家臣となり、彼女の野望である天下統一の手助けをすることとなる。

Wikiより

 

また出たな戦国武将の女体化!


 話は現代からお調子者の戦国ゲーム大好き主人公が戦国時代にタイムスリップし、「羽柴秀吉」となり、「織田信長」もとい「織田信奈」に仕える話。世界観と設定としては現実の日本の戦国時代をベースに、地理や大名の地政学的支配地域などは史実に基づき作られているが、「武家の第一子は性別に関わらず家督を継ぐ」という設定で、「姫大名」や「姫武将」と呼ばれる者が存在。これにより多くの女性武将を登場させる根拠にしている(笑)

他にも似たような戦国武将の女体化シリーズはあるのだが、只の萌えアニメにならないように本作は史実に基づいているリアルなところがある。

 が、歴史上では戦死するはずの人物が死ななかったりと史実とずれていく面も。それも死ななかった理由が主人公の「こんな美少女殺すなんてもったいない!」といった理由だったり、ちょっとぶっ飛んでいる(笑)

そういうアニメだと思って観ていると笑えるところも多く面白い。また助けた美少女武将をハーレム状態に。とは言ってもそこまでハーレムしている印象は無く、エロ要素も少なめな印象。

この辺は歴史のなぞり方、ハーレム&エロ度合、ともに中途半端ともいえます。


 気になるところと言えば主人公の設定と性格。これが合わなければ観るのは辛い。

熱血系キャラで鈍感なところは作品のテンポをあげてくれるのでいいのですが不自然が多い。特に疑問だったのが毎回綺麗ごとを並べて相手武将の命を助けるのに対し、無名のキャラがどんどん死んでいくことは気にしていないこと。(これは半兵衛ちゃんもかな)

また下克上とはいえ戦国時代の縦社会に飛び込んだのに主人公が無礼すぎて観るにたえない。それも魅力といえばそうなのだろうがあえて信奈との間に序盤だけでも上下関係の距離感が欲しかった。そして「ゲームでは・・・ゲームだと・・・」とうるさい(笑)

 そして肝心のヒロインの「信奈」。

「織田信長」の真の天才で人の上に立つ資質、その存在感が、今作の信奈は普通のツンデレ少女で迫力のあるシーンが観られなかった。他の少女キャラの方が特徴的で存在感が強くヒロインであるはずの信奈がモブ状態…。衣装デザインがちょっとらしさが出ているくらい。


 またこれも気になったのだが女体化で名前が変わっているのは信長だけ。ただタイトルで信長の野望をパクって信奈の野望を言いたかっただけ?と感じてしまう。せっかくなら統一感を出すためにも女体化した武将全員名前くらい変えてほしい。



 あれこれと言いましたが、この作品は萌え戦国ものとしては新しかったという点は高評価。

戦国ファンタジーとして振り切っていないとも言えますが、ちょびっとの戦国リアリティが他の戦国武将の女体化ものより私は楽しめました。

 




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